Starlinkの申込み方法と料金とアンテナスペック3種【スターリンク】

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イーロンマスク氏が率いるSpaceX社が提供する「Starlink」スターリンク。

いったい、どういうものなのかお伝えしていきます。

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はじめに・Starlinkとは

Stalinkは、米SpaceX(Space Exploration Technologies)社が提供する衛星インターネット通信回線です。

リンク
STARLINKホームページ
STARLINKホームページ

NTTドコモやKDDI auなどは、数多くの電柱やビルの屋上に設置してある「基地局」と呼ばれる、スマホとインターネットを繋ぐ機器を設置しています。スマホは普段、近くの基地局に接続してインターネットに繋がっています。

Starlinkの場合は、その基地局が衛星になります。

衛星とつながると良いことあるのかいな?

衛星通信のメリットとは?

基地局が衛星となるとなにが良くなるのか・・・

少し考えてみました

例えば、次のようなシーンはいかがでしょう。

インターネットが使えなくなるシーン

  • 地震などでスマホが繋がりにくくなる災害時
  • 離陸したあとの飛行機の中
  • 船で陸から離れたエリア

このようなときは、スマホというかインターネットが基本使えません。

そこで効果を発揮するのが衛星通信です。

インターネット接続ができないことがなくなる

地震などでスマホが繋がりにくくなる災害時は?

災害時は、多くの人が一度にネット接続することによって回線が逼迫することもあります。しかし、最も大きい原因が基地局自体の損傷です。基地局が地震や津波によって使用ができなくなると、そのエリアは一瞬にしてネット接続ができなくなります。でも、Starlinkなら衛星なので災害の被害はなく、安定的にネット通信が可能です。

離陸したあとの飛行機の中

飛行機がStarlinkでネットに接続していれば、その中にいる人のスマホは飛行機のアクセスポイントに繋げばネットが使えます。

船で陸から離れたエリア

海には基地局がありません。しかし、船にアンテナをつけてStarlinkと接続すればネット接続OK。

申込み方法

Starlink社のホームページから申し込むことができます。

その前に、自分が使うエリアが対応しているか「Availability Zone」から確認しましょう!

Availability Zoneで日本の通信可能なエリア確認

Starlinkの対応しているエリアはまだ限定的です。そのため、自分が使いたいエリアが対応済みがどうか確認する必要があります。

そこで、“Availability Zone”からチェックします。

結論からいうと、日本はOKだけど、一部の地域で利用できないので注意が必要です。

日本のほぼすべてのエリアがOK
沖縄県ではまだサービス開始していない模様(2023年2月時点)
Starlinkの対応エリア表
利用可能なエリア利用できないエリア
日本のほぼすべてのエリア沖縄県の一部
小笠原諸島

必要な情報を入力して注文

ORDER STARLINKの画面から、個人情報を入力していきます。

すでにStarlinkをお持ちの方は最初のボックスにチェックしてください。初めての方は、チェックせずに矢印部分を入力していきます。

入力項目は以下の通り。

氏名、電話番号、Eメールの入力画面
配達する住所、アパート・ビル名、市、県、国、郵便番号
確認ボタン、アップデート、注文をクリックすれば注文完了

そんな難しくないのね。

利用料金

気になるのがお値段。

スターリンクの料金プランには6つあります。「レジデンシャル(一般家庭向け)」「ビジネス」「RV(旅行用)」「マリタイム(海上用)」「航空(飛行機用)」「IoT」の6つです。

今回は、一般的なレジデンシャルについて見ていきます。これは、同じ場所で常時使うプランになります。

  • レジデンシャル:1つの場所で常時使う
  • RV:対応エリア内でどこでも使える

初期費用と毎月の利用料金が掛かります。その内訳は次の通り。

レジデンシャルのアンテナなどのハードウェア費が36,500円、毎月のサービス費が6,600円です。

Starlinkの利用料金(レジデンシャル)
ハードウェア費36,500円
サービス費(毎月)6,600円

少し価格が高い印象かもしれませんが、個人で衛星通信をこの料金で利用できるのはかなりすごい世界だと思います。

ちなみに、この料金は大幅に値下げされました。値下げ前の料金は、ハードウェアが価格7万3000円に、月額料金は1万2300円でした。ですのでたいぶ値下げされています。

スペック

Starlink「レジデンシャル(一般家庭向け)」のスペックは以下の通りです。

レジデンシャルプランの価格とスペック
レジデンシャル
初期費用73,000円
→期間限定で36,500円
毎月料金6,600円
※ポータビリティオプションは+2,800円
ダウンロード速度(想定)20~100Mbps
アップロード速度(想定)5~15Mbps
レイテンシ(想定)25~50ms
キャンペーン30日間の無料期間付き

アンテナの種類

アンテナの種類は3種類。

スタンダードハイパフォーマンスタイプは自動で衛星方向に傾く機能付き。融雪性能に差がある。

そして、移動させずにしっかり固定させたい場合はフラットハイパフォーマンスタイプ。

各アンテナの特徴
STANDARDHIGH PERFORMANCEFLAT HIGH PERFORMANCE
アンテナ
アンテナの向き電動自己方位電動自己方位固定
防水規格IP54
(いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない)
IP56
(いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない)
IP56
(いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない)
融雪性能最大40mm/時最大75mm/時最大75mm/時
環境温度-30°C to 50°C-30°C to 50°C-30°C to 50°C
視野角100°140°140°
平均消費電力50-75W110-150W110-150W

導入に関する動き

東京都が試験導入を決めました

新年度(2023年度)の予算計上に関連経費2億円を計上!(ドンッ)

リンク:朝日新聞デジタル記事
「スターリンク」、東京都が試験導入へ 衛星経由でWiFi利用も
「スターリンク」、東京都が試験導入へ 衛星経由でWiFi利用も

南極施設にお届け

2022年9月にSpaceXが開発した衛星インターネットサービスStarlinkが南極でもマクマード基地で導入されました。

米国ミネソタ大の気候学者・Peter Neffさんが接続テストをしてる様子
雪の上に設置されているStarlink

融雪機能付きのため、アンテナに雪が付いても溶かすことが可能。

車の上に取り付けて車中泊キャンプレビュー

ワーケーションとの相性が良さそう。大手キャリアの電波が弱いエリアでも高速インターネットの利用が可能になる為、緊急時の備えとしてもStarlink に入っておく価値はあるようです。

参考記事
【話題のスターリンク、使ってみた】「Starlink for RV」は日本の車中泊キャンプでどうなの? 通信速度に価格、メリット・デメリットを使用レビュー
【話題のスターリンク、使ってみた】「Starlink for RV」は日本の車中泊キャンプでどうなの? 通信速度に価格、メリット・デメリットを使用レビュー

引用元:Mobility Story

まとめ

今回は、衛星を使ったインターネット通信を可能にするStarlinkについてまとめてきました。

確実にインターネット通信を繋いでいたほうがいい人にとってはとても魅力的なサービス。

人命を守る警察や消防機関、自治体、インフラ企業には確実にメリットがありそうです。一般家庭では山奥にキャンプに行く人や自宅で株式をやり取りしている人などに有効でしょう。

  • メリットがある企業
    • 警察
    • 消防
    • 船舶関連
    • 電気、ガス、水道などのインフラ企業
  • メリットがある人
    • 山奥にキャンプに行く人
    • 自宅で株式を通信している人

これから導入に向けた動きがあるかもしれません。個人向けには大きなメリットが見えていないので、引き続き注目していきたいと思います!

自宅の中のインターネットの方が大切ですが、2階で接続しにくいなどありましたら、エクステンダー中継機でネット回線エリアを拡げてみて下さい。くわしい記事はこちらになります▼▼▼

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それではまた!

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